郵便局の上場前夜。どこを買うべき?
日本郵政のIPOですが、申込み期限が木曜日といよいよ迫ってきました。
あと、3日ですね。
まだ、買おうか買うまいか。買うとしたらどこがいいのか悩まれているかたも多いのではないでしょうか。
私の周りでは、「かんぽが買いだ」と言っている人が多いですね。その次はゆうちょでしょうか。
郵政がいいと言っている人はほとんどいないようですか。
というわけで一つ一つ目下のリスクについて見ていきましょう。
ゆうちょ
ゆうちょのリスクは何といっても融資が認められていないことでしょう。政府が株を全部放出すれば住宅ローンなどの個人向け融資が解禁になる見通しですが現段階ではいつになるか不透明。
そんななか、ゆうちょ預金額の限度額引き上げが議題になっていますが、これ以上預かり資産を増やしても運用先が見つからないリスクの方が高いです。今後の収益をどう確保していくか、まだ見取り図はできていません。
かんぽ
いまのところ、郵政全体としては有力物件。
生命保険会社としては、ニッセイを抜いて個人保険のシェアを確保している。
ネックはガン保険の取り扱いがないということ。また近年、大手保険会社は狭まる国内シェアに対抗すべく海外とのM&Aを繰り返しているが、かんぽはそれができない。
収益の安定性では現段階ではなまるだが、今後の成長戦略に乏しい。
トール。ホールディングスを買収するなど、成長への渇望は最も大きい。
それもそのはず、現在はゆうちょとかんぽに依存した収益モデルで、3社中最も収益性が低い。
日本郵政は法律でユニバーサルサービス義務が課されている。本当に、民営化できるのか、正直言って、その特殊性から一番民営化に遠い物件。
私自身は現在のところ、かんぽとゆうちょに申し込んでいます。実際にどうでるかはなかなか難しいですね。投資はどう転んでも自己責任。よく考えて判断することをお薦めします。