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中国の成長鈍化?次にくるのはここの国だ!

35日の全人代で中国は目標成長率見通しを7%前後に設定。これは、14年目標を0.5%下回ります。住宅市場の不況もあり、中国は難しいかじ取りを迫られています。実際には、7%の成長率目標達成も危ういのではないかと考えている経済アナリストなども多いようです。

 

中国の経済減速が明らかになる中、次の高成長国はどこかが気になるところです。

 

・インド

インドはその前日の4日に今年2度目の利下げに踏み切りました。インドはインフレが懸念されていましたが、原油安により不安が後退。景気下支えのための利下げに踏み切った格好となりました。

インドの141012月期のGDP成長率は7.5%と、同じ期に7.3%だった中国を上回ります。中国が成長率目標を7%に引き下げたのとは対照的に、インドは8%成長を目指す姿勢を鮮明にしつつあります。

 

インド経済の強みは政府のインフラ整備などの中長期の成長戦略に、中銀の短期での金融政策。中銀と政府の顕密な連携姿勢にあります。また、今後人口は2026年には15億になり中国を抜くと考えられています。まだまだ人口ボーナスが続く国としても注目できそうです。

 

ミャンマー

中国よりも低い賃金水準にあり、まだ工業化の余地が大幅に残されているため、今後の成長が期待できそうです。

全体的な人口構成も若く、資源も豊富にあり、開発が進められています。

アジア最後のフロンティアと言われることもあり、政治が不安定といったマイナス要素もありますが、多くの人がミャンマーに着目しています。

 

 

多くの先進国が低インフレで悩む中、インドやミャンマーのようなこれからの国には大きく期待できそうです。成長が鈍ったと言われる中国でさえも、まだ目標にして7%ですからね。

リスクを見ながら、果実をとりたいものです。